「あいつ番外編 DVDの誘惑・続編 第3話」
 エロ可愛い小野善鬼クンのDVDを借りて林太郎に見つかった大介。事業家のトーマスが林太郎の名前を使って、エロビデオを作ったことに怒りをぶつけようとする大介。さて林太郎はどうするか・・・?

      IRRUMATIO                

 *語源はラテン語のイルマテ(irrumate・授乳する、吸わせる)から来ている。(Wikipediaより)

            文:サー・トーマス 初稿:2009.5.6
              絵:山野林梧

 大介が悪友に借りている北越のログハウス「ホテル・カリフォルニア」にて。アメリカから時々戻る林太郎との愛の巣。大介はここで執筆活動をしている。

                      

「絶対に赦さん!」
「ちょ・・・ちょっと待てよ・・・」
 あいつはぎろっと俺を見た。まじい・・・こいつめったに怒らないけど、怒らせるとやっかいなんだ。
「トーマスをぶっ殺す!」
「大介・・・そんなことしたら犯罪・・・」
「いいか!お前の名前を勝手に使ってエロビデオを作りやがったんだぞ!」
「○が入ってたけど・・・」
「お前の名前だって誰でも分かるだろ!」
 大介はジャケットを羽織ると俺達の愛の巣のロッジの玄関に向かった。

 このままじゃ、本当にトーマスさんを殺してしまうかも・・・
「俺が良いって言ったんだよ!」
 あいつはドアの前でノブに手を掛ける寸前で振り返った。
「・・・何?何て言った?」
 俺はしぶしぶと白状した。
「・・・事前にトーマスさんから問い合わせがあったんだ」
「何て?」
「・・・俺の名前、使って良いかって・・・」
「何だと!」
 大介の顔が真っ赤になった。焼けた鬼瓦みたい。
「前から世話になってるし・・・トーマスさん、破産しそうなんだって。それで・・・」
「それで!?」
 俺は首を竦めた。昨日とはうって変わって形勢逆転。
「俺の名前をそれらしく使えば、ビデオが売れるっていうから・・・」
「許可したのか!?」
「う・・・ん」

 俺はぶたれるのを覚悟で言った。きっとあいつの目を見て。
「トーマスさんは恩人だろ!映画を撮っておまいが雲隠れした後、色々、おまいにコピーの仕事くれたり、出版会社とのエージェントの仕事してくれただろ!」
「う・・・!」
「俺に隠遁しているおまいのことを教えてくれたのも、やっちゃんとトーマスさんだったんだ!ステーキばっかり食ってただろ!」
 大介の顔が情け無さそうになった。こういう時は俺の勝ちが見える。でもまだ納得いかないのか、
「だけど・・・お前の名前をあんな風に使って・・・お前が汚れちゃうみたいで俺は赦せねえ!」

「じゃ、俺に当たれよ」
「な・・・何言ってんだ!」

 俺はあいつの前に跪いた。そしてその股に顔をすり寄せた。
「何をするんだ!・・・俺はお前を罰しようなんて・・・」
「おまい、いつもそんなに優しいの?」
「?」
「俺が大切って思うなら、俺が悪いことをした時はちゃんと罰しろよ!」
「・・・」
 あいつは俺を暫く見下ろしていた。

「・・・良いんだな?」
 俺はこくんと跪く奴隷の様に頷いた。
「俺にイラマチオ・・・しろよ」
「イ・・・フェラチオか?」
 俺は馬鹿にした様に首を振った。
「何だ、知らないの?あのビデオ見て何回もしちゃったにしては無学だね。フェラチオは俺の方からしてあげることさ」
「イ・・・マラチオは・・・?」
 あいつは明らかにむっとして聞いた。もっと怒らしちゃおう。
「くっ!・・・イマラチオじゃなくてイラマチオ!はい、言ってご覧!」
「だから、どういう意味だよ!」
「おまいが俺に強制するのがイラマチオだよ!」


   △△△△


 あいつはふうふう言って睨んでたけど、ついに怒りが欲望に火を点けちゃったみたいで、ズボンのベルトを緩めはじめた。ボクサーブリーフを下げると凄い勢いでそそり立ってる。

「・・・良いんだな!俺の方からで?」
 俺はTシャツとスパッツを履いてたけど、汚れると思って脱いでいた。腰と腿を引き締める様に作られた膝上までのスパッツ(これも実はトーマス印)の陰部の部分を見るともう濡れていた。

「俺の頭を掴んで・・・」
 あいつは初めての体位に興奮してる。俺の鼻先に男のむっとする様な肉の臭いの楔が近づく。
「俺に銜えさせろよ・・・」

 俺の唇にあいつの亀頭が触れた。
 俺は少しづつ口を開けて受け入れる。

 太い肉茎が俺の上顎に当たり、喉の奥に入っていく。フェラチオしてやるときはマイペースで出来たけど、今度は否(いや)が応(おう)にもあいつのペニスが挿入されるのだ。
 ・・・止めとけば良かったかな・・・


「ぐ・・・うふっ!」
 あいつのペニスが喉深く挿入された時、俺は思わず大介のペニスを吐き出しそうになった。吐き気がした。
「く、苦しい?」
 あいつは聞く。これを捕らえて俺は一旦、ペニスを吐き出す。
 ここで止めちゃ、面白くない。呼吸を整えて挑戦的な目をして、
「やっぱりあの善鬼って子が気になるんだろ?」
「そんなことは・・・!」
「じゃ、俺をとことん服従させて見ろよ!大介様!」
 あいつは最後の呼び名にかちんと来たみたい。単純・・・

「後悔するなよ!」

 あいつは俺の頭の両側の髪を鷲掴みにして、俺の口に再び突っ込もうとした。でも急峻に勃ち上がった鋼鉄の楔の腹が俺の鼻に当たった。亀頭は俺の目の位置よりも高い所にある。俺はすかさず鯰の腹を顔を横にして噛んだ。
「う!」
 よほど気持ちよいのか、あいつは俺の甘噛みされるままになって上を向いて目を瞑った。
 胴の海綿体は固く太くなってるけど、その腹の部分は柔らかくぷくっと膨れている。
 そこを上から下まで舐めて噛んであげる・・・下のふぐりは垂れ下がって、俺のための精液を盛んに生産している様にぴくんぴくんと釣り上がる。
 こいつ・・・本当のオスだ。人類繁栄のために研究所でセックスばかりさせてやったら面白い・・・
 なんて思いながら俺の舌は頂上まで這い上がった。
 俺は膝を立てて背伸びをして顔を下げ、口をそこまで持っていった。俺のペニスも勃ち上がり、ぴちっと絞めた太股に睾丸が圧迫されて気持ちが良い。

 あいつの上を向いたペニスの亀頭の鈴口を、ちろちろと舐めた。そのときあいつは低い唸り声を上げて、俺の髪をぐいと引っぱり、俺の口に太い楔を押し入れていった。

 もう本能だけで行動している・・・可愛いメスの性交の帳をこじ開けるだけがあいつの今の思考に違いない。
 俺は上顎(うわあご)や喉奥の上部に肉棒が突き刺さるのを感じながら、自分の二つの乳首をそれぞれの手で嬲っていた・・・
「ん・・・ふぐ!・・・」
 容赦なくあいつは俺の髪を掴んで引き寄せる。それと同時に腰を突き込む。
 それは完全に相手の感情を無視して行われる非情の行為だ。凄い屈辱感。吐き気・・・
 でも、完全に大介のものになるという感覚が湧き上がって来た。こいつと俺・・・もう身も心も離れられない存在なのだ。
 寄せ来る性欲の波に吐き気を感じている暇は無くなった。
 突き入れられるたびに俺はよがり声とも悲鳴とも言えない鼻声を出した。

「んふ!ひん!くふ!・・・」
 大介はそれを聞いてますます俺の頭を引き寄せて、根本まで口に入れようとした。息が出来ない・・・

 俺のペニスの亀頭が仮性包茎の包皮から顔を突き出していた。そしてその先端の切れ目からカウパー氏腺液が溢れ出てぬらぬらと濡れそぼり、会陰まで垂れている。

 前立腺を刺激されなくても乳首からの刺激でこんなになっちゃう。もうお婿には行けないな・・・大介!一生責任取れよな!
 俺の亀頭の裏は桃みたいにぷっくりとしていて、大介がしみ一つ無くてきれいだって言ってくれた・・・


 口はあいつのペニスを受けてその律動を支え、あいつのそのもの全体を締め付けるだけの器官と化していた。
 鼻で呼吸をするしかない・・・こんなこと、他の男にされていたら、屈辱感と恥ずかしさで死んでしまうだろう。
 ・・・でも俺、大介なら・・・何をされても良いんだ・・・

 被虐と被征服の感覚は俺をさらに陶酔させていく。俺は小さく腰を動かし、メスのクリトリスと化したペニスを虚空に突き出していた。その手の掲示板ではペニクリって書かれていたっけ。今の罰されている俺に相応しい淫猥で恥さらしな格好。

 あまりの快感に、カウパー氏腺液に混ざって混濁した精液も出てきた。
 アナルセックスのときは前立腺を圧迫されると射精をともわない絶頂感が続く・・・そのとき射精の代わりにどろっとした精液が止めどなく分泌されるけど、今それが少しづつ起こっている。乳首の性感が前立腺を刺激しているのだ。乳首は女性の器官の筈だ。
 その意味は、男の肉体って半分は女だってこと。

 遠い昔、女の遺伝子しか無かった・・・それが、その遺伝子を遠くまでばらまくために男の染色体が作られた。
 男は女から作られた・・・ってテレビの教養番組で言っていたっけ。
 そして俺は・・・今、女に回帰する・・・

「う・・・りん!逝く!・・・あう!あう!あう!・・・」
「ごふっ!」

 凄い勢いで大介の熱い精液が俺の喉に当たった。出し入れしながら口一杯に広がる・・・喉奥の鼻腔の穴までそれが掛かった!
 息が出来なくなって思わず顔を引いてあいつのペニスを口から出した!

 射精の途中だったけど、あいつは無意識に律動を繰り返し、俺の鼻や頬にペニスを突いて、その精液を俺の顔に噴き出し続けた・・・顔でそれを受けるなんて、俺の全てを犯されている感じ・・・

 俺も思いきり俺の乳首を摘み、絶頂に達していた。俺の太股の間からぷくりとした二つの睾丸がペニスの下に飛び出たかと思うと、一斉に絞り上げられる様な感覚がして、俺の陰茎の根本を熱い塊が溜まり、どくんとその胴体を駆け抜けて、凄い勢いで淫液が筋を引いて飛び出た。

 崩壊する様な意識の中で俺は叫んでいた。俺が知りたいただ一つの質問を。

「あう!大介・・・!俺のこと・・・好き・・・?」

 あいつも俺の顔に最後の精液を塗り付けながら、俺の顔を見ながら言った。
「りん・・・愛してる・・・」



 絶頂が終わって、俺達は暫くそのままの姿勢ではあはあと息を突いていた。頭では何も考えられなかったけど、お互いの愛で満たされていた。

 凄かった・・・またしようっと。