ホワイトデーの贈り物                   
 The day after White Day


夢色奇譚」山野林梧様にホワイトデープレエント!(何故かピノコ風
イラ↓(部分)を頂きました!(強奪でしゅ!)全体は本文でどうぞ!
 


文:サー・トーマス
絵:山野林梧
2008/3/8初稿 3/9また更新 3/12更新 3/16林梧様より2枚目イラ頂き!


 俺「角南大介」とあいつ「柳生林太郎(りん)」の大学時代の甘い性活の一幕。
 恋人になって初めてのバレンタインデーで、熱いプレゼントを貰った大介は林太郎にお返しをしようと思っていた・・・(バレンタインデーの逸話は「ショートストーリー集 バレンタイン」でどうぞ)
 林太郎は1年生ですがサッカーの天才。サッカー部のアイドルです。

     作品中の体位の参考:ギリシャ人と少年の絵

ホワイトデーの贈り物




 俺はあいつに何をプレゼントしたらいいか考え倦ねていた。

 3月14日は一週間後だ。チョコレート業者が捏造した、所謂(いわゆる)バレンタインデー返しの日なのだ。
 奴らの戦略に乗って義理チョコを貰った男どもが、万が一の機会を狙って女の子に贈り物をする。

 俺の場合は『男の子』だが・・・

 去年の春、あいつと恋仲になってからも、俺たちはそれほどセックスをしていない。あいつはそれほど性に貪欲ではない。
 ただ、まれに性衝動を起こして激しく求めて来ることがある。それは俺に最初、無理矢理に犯されたということに関係あるのかも知れない。心の底では、無意識にも俺に憎しみを懐いているのかも知れない・・・

 将来どんなことになるにしても、俺はあいつを大切にしたいし、あいつが笑って側にいてくれるだけで心が落ち着く。
 それにお互いに忙しい。奴はサッカーに没頭しているし、俺は卒論の準備に取りかかっていた。休日もあいつは試合があるので一週間に一日、愛の行為を営めれば良い方だ。

 今日は丁度あいつが来る日だ。
 俺はあいつと愛し合っている時に聞くことにした。勿論、ある下心を持ってだ。

 俺はあいつの後ろから優しく挿入し、徐々に深く突き上げていた。

 あいつは四つんばいのまま、首を垂れて俺を受け入れている。
 俺は美術館で見たギリシャの壺に描かれた、少年とまぐわっている髭の男の様に、あいつに楔を穿ちながらその腕の脇(わき)を押さえ、指はあいつの両乳首をまさぐっていた。

 俺の茎の先があいつの前立腺を突くたびにあいつの肉体が痙攣し、背骨の上にその筋肉で筋が出来た。
 あいつの息は激しくなり、時々後ろの俺を悩ましい目で見る。可愛い舌がその唇を舐める。長い髪のうなじや肩はびっしょりと汗をかいていた。

 今のあいつは桃源郷に浮遊しているのだ。



 俺はあいつに挿入したまま抱き起こして抱えた。ちゅっちゅと唇を交互に触れ、あいつの舌を味わう。あいつの目はとろんとしている。

「りん・・・」
「・・・ん・・・」

 あいつは俺の次の優しい言葉を待っている。
「ホワイトデーに何が欲しい?」

 あいつは嬉しそうに微笑む。
「・・・別に」
「何か言えよ」
「・・・何でも良いよ」
「じゃ、買ってあげたらそれを着てくれる?」
「?・・・」

 俺は陰茎を根本まで入れて力を入れた。
「あ・・・!」
 そして腰をゆっくりとぐるりと回すようにして、あいつの体を俺の身体に密着させた。体重でさらにあいつの蕾は俺の茎を飲み込み、あいつの陰嚢が俺の陰嚢と触れ合う。

「う・・・ん・・・」
「着てくれるね?」
 再びくいと腰を捻る。
「あん!」
 あいつは堪らず頷いた。

 そのあと腕が俺の首に絡み、深く口を合わす。俺の手はあいつの茎を強く握り、指先で鈴口の直ぐ上を摩擦した。

 あまり知られてないがここは胎児が男に分化する前は女性のクリトリスだった部分だと言う。
 もう片方の手の人差し指で鈴口の分かれ目をくすぐった。
「大介・・・!あ・・・ん!・・・ん!・・・ん!」
 林太郎の肉体は極限まで撓み、激しく痙攣した。
 俺の手の中に大量の熱いあいつの精液が噴出した。





 俺はホワイトデーの昼に大学のキャンパスであいつにプレゼントを渡した。
 勿論、他人からは分からないようにだが、デパートのブランド店のきれいな紙バッグに入れてあった。
 あいつは怒ったような顔で俺を睨んだが、ぷいとそれを肩に掛けてサッカーの部室に入っていった。

 あいつがダウンのコートを羽織って部室から出てきた。下には生地が厚いTシャツを着て、ぴっちりとしたジーンズを履いている。あいつの初春の普段の格好だ。

「・・・どう?」
 俺が聞くと、
「何か変」
「でも肌触り良いだろ?」
「・・・」

 あいつは怒ったような、しかし同意したような複雑な目で俺を睨んだ。堪らない。
 恋人に自分の選んだものを着て貰うのは誇らしいものだ。

 明くる日、俺は三浦の下宿に大学から帰った。今日は土曜なので、もうすぐあいつがバイクで来る。サッカーの部活の後、横横道路をすっ飛ばしてくるのだ。
 あいつがサラダを作る時に使うゆで卵をう(、)でている時、バイクの排気音がした。

 かんかんと上がってくる靴音。
 ばたんと我が家の戸を開ける。
 よおと声を掛けようとして振り返ると、あいつがブーツをもどかしげに脱いでいる。焦っているようだ。

 ブーツを投げ捨てると俺を見た。
 その目は野獣のように俺を見る。

 あいつの性衝動が起こっているのだ!

 あいつは俺に突進して抱きついた。俺はしっかりと受け止め、あいつの力を逃しながら後ろに腰を下ろした。あいつがはあはあと言いながら俺の口を求める。ここに来るまで必死だったのだろう。よく事故を起こさなかったものだと神に感謝した。

 あいつは汗をかいていた。野風のような芳香だ。
 そしてバイクスーツのゴムの臭い。それらが俺の陰茎を否応なく高ぶらせる。
 俺はあいつの口を貪りながら、バイクスーツの前のジッパーを下げた。上半身には何も着ていない。勃起した二つの乳首が露わになる。

 腰まで脱がすとナイロンの膝までのスパッツ。そのお尻のぴちっとした感触を俺は楽しむ。
 あいつは絡まったスーツを足で押し脱ぎ、俺の上になって俺のシャツを脱がしに掛かった。
 お互いの下着を脱がした。

 するとあいつのスパッツの下から出てきたものは・・・





「そ、それは!」
 あいつは激しく息を突きながら、
「・・・お前が着ろって言ったじゃないか!」

「ずっと履いてたのか!」
「・・・俺、そんなに汚さないもん!それに肌触り良いから・・・」

 それは俺がホワイトデーにプレゼントした女性物のシルクのパンティだった。
 無垢なあいつに相応しい白い記念日の贈り物・・・
 飾りは殆ど付いておらず、シンプルなデザインの有名ブランドの高級品だ。だが、今はあいつの体内から分泌された秘液でその前の厚めの生地の部分が膨らみ、濡れている。

「お前、こんなのくれてヘンタイだと思って・・・もうこいびと、やめようと思った」

 俺は一瞬どきっとしたが、ここにあいつが居るということを思い出して少し意地悪く言った。
「じゃ・・・これが最後か?俺は死ぬよ」
 あいつが今度は唇を噛む。
「・・・もう少し我慢してやる。おまいが可哀相だから・・・」
「・・・良かった。有り難う」

 俺は満足そうに笑うと、きつくあいつを抱きしめる。あいつが言う。
「・・・俺、そんなに可愛くないのに俺にこんなもん履かせたかった?」

 俺は不思議そうにあいつの顔を見つめる。本当にそう思っているのか?
 あいつを抱き起こして、寝室の姿見の前に連れて行った。
 鏡の中に俺に後ろから抱きかかえられたパンティを纏ったあいつ。胸は俺の手で隠されているのでまるで女の子のようだ。

 背筋を伸ばしているので胸部から柔らかい腹部がなだらかに続く。深く窪んだ臍。そして大きな腰。筋肉が薄い脂肪に覆われてむっちりと見える大腿。唯一女の子に見えないのはパンティを押し上げている陰部だ。

 鏡の中の自分を一目見て顔を背けた。
「嫌だ!俺、きれいじゃない!」

 逃れようとするあいつを俺は離さず言った。
「きれいだ・・・どんな女より・・・誰よりも」

 あいつは顔を下に向けていたが、おずおずと鏡の方を見た。
「ほんとに・・・?」
「ああ・・・ほんとさ」

 あいつはすこしずり落ちるようにして俺を斜め下から見た。さらけ出された妖艶な喉。俺のヒヤキントス(ギリシャ神話の美少年、ヒヤシンス)。

「・・・この下着・・・病みつきになりそう・・・」

              



 俺たちはベッドに互いに反対を向いて横になりお互いの陰部をまさぐった。あいつは俺のペニスを頬張り俺の精を求めた。

 俺はあいつのパンティの方々の匂いを嗅いだ。どこまでも柔らかいシルクの生地。あいつの若々しい肌にぴったりだ。
 足を少し上げて広げさせ、クロッチに口を付け、蕾の上に鼻をつけた。シャワーで多分そこだけを洗ったのだろう、石鹸の匂いがする。パンティのそこも濡れている。指を滑り込ませると蕾から粘液が出ている。ぬるりと指が入った。深く差し込んだ。滾るような熱さ。

 ペニスを頬張って声が出ないあいつは、俺の刺激に歯を立てた。
 鋼鉄のようになった俺のそれは、あいつが例え、その気になっても噛み切れはしない。却って気持ちがよい。ぐいと力を入れてあいつの歯に対抗する。亀頭を喉奥で舐め回すあいつの舌が快い。

 指で前立腺を探し当て、そこをマッサージする。パンティからあいつのペニスを出して他方の手で扱きながら仮性包茎の皮を剥き、現れた濡れた小桃を味わう。
 あいつの口での愛撫と淫靡な陰部の匂いに、危うく絶頂への入り口を越えそうになった。まだ早いと思い、話しかけた。

「パンティを履いたままプレーしていたのか?」
 あいつは一息突いて口を離して頷く。
「うっかり履いてたのを忘れてた・・・」
 やった!やっぱりあいつは女性物に抵抗がないのだ!
「みんなにばれなかったのか?」

 こんなあいつをサッカー部の荒くれどもに知られたら、みんなで寄ってたかって犯されてしまうかも。
「スパッツを上に履いてたから」
「感触で勃たなかったか?」
「練習の時は後ろにしまったから大丈夫」
「え?・・・」
「知らないの・・・?サッカーや格闘技なんかやる選手には、試合の前にはペニスを後ろにしまう技があるのさ」
「ああ!・・・そう言えば、昔読んだ007の小説でそんなこと書いてあったな」

 敵に襲われて金的を蹴られても大丈夫なように、ペニスを後ろにして鼠頸部に金玉入れてしまうのだ。

「女装する人もそうやってるって」
「もし勃ったら痛くないのか?」
「後ろにしまってると勃たないんだよ。でも、あまりやってると男性機能が低下してくるんだって・・・」

 俺の心は踊った。
 それをキャッチしてか、あいつは、

「練習終わったら直ぐ元通りにした!男じゃなくなっちゃうとやだからね!俺、いつかはちゃんと女の子と結婚するんだからな!」
「今度・・・スパッツで・・・?」
「馬鹿!早く続きやろ!」

 あいつは俺のものをぱくと含んだ。

 俺たちは長い時間お互いのものをもてあそぶ。お互いに相手の弱点を知り尽くしているのだ。
 俺はあいつのころころした睾丸が入った艶のある陰嚢をもてあそんだ。これが練習の時は股の鼠頸部に入り込んでしまうのだ。今は興奮の熱で体外に押し出され、指で根本を搾り睾丸を押さえることも出来る。やってみた。

「ああっ!痛い!」
 俺は二つの睾丸が入った袋を口に頬張った。鼻の上であいつのペニスが踊る。甘い肉の匂い。あいつも負けじと俺のふぐりを口に入れた。

 そうして相手を高ぶらせ、そして最後にお互いの口の中に愛の照射を繰り返していった。絶頂の突き上げを味わいながら、俺は次の計画を考えていた。

(次はペニスと睾丸を中(体内)にしまわせたまま、パンティを履かせてスパッツの上から愛撫して、可愛い声を上げさせてやる・・・公園かどこかで)

 ベンチに一緒に座って、俺に必死にしがみついて快感に耐えるあいつを想像した。

 これを声に出して言えば、鉄拳が飛んでくるのは間違いはない。
 また何かの記念日に、閨の約束を結ぶ機会を待つのだ・・・ホワイトデー万歳!




Please Close This Window.